くもりぞら

ただのしがないオタクの日々です。アニメ、声優、舞台観劇をほどほど嗜む。

音楽劇

 

先日、KREVAの新しい音楽劇「最高は一つじゃない」を見に行ってきました。

ちなみに、12月1日の昼の部です^^

公演時間は3時間(休憩15分こみ)でした。

初シアタークリエーでしたが、面白い建物でしたー!すごい←

以下、ネタバレ+個人的な感想。(いかんせん宮野さん目当てで観劇してるので、宮野さんの感想がきっと多いです、すいません)

 

今回は、KREVAさんを中心にして、元宝塚の陽月さん、声優の宮野さん、俳優の渡部さんという3人をそれぞれ主役とした3つのオムニバス形式でのKREVAさんの音楽と融合した劇でした。

正直、KREVAさんの音楽はいわゆるヒップホップで自分があまり聞く音楽ジャンルではないので、色々新鮮でした。

開演する10分前くらいから青いつなぎの人が清掃をしはじめてて、一体何のひとたちなんだろうと思ってたら、その人たちが舞台で踊りだして「あ、ダンサーさんたちなんだ」とびっくりしたのはここだけの話。

普通にころころしてて、掃除してるんだなぁ思ってしまいました。←

開演して、最初に案内人みたいな人が出てきて、問答。

そして、KREVAさんの歌。最初から凄かったです、ラップも言葉の波っていう感じでした。

場面転換して、まずジュリの話。

現代に生きるジュリ。

彼女は「恋にファッション、友達に生活」

あらゆることに悩みつつ、その答えを

「歴史とブランド」から選んでいた。

しかし、ある日出会う清掃夫に乱暴に投げかけられる言葉

「自分でいいと決めたもんが本物なんだよ!」

型にはめることでしか生きる価値を見いだせなかった

ジュリの常識と心をその「言葉」は強くえぐり、

そして価値観の凝り固まった彼女の心をかき乱すのだった。

このジュリという役が凄く面白くて、葛藤している様というのが凄い伝わってきて。

そのまま、ジュリの成長を描いているなぁと思いながら、見ておりました。

最初におどけながらラップを言う場面があったりしてたんですが、しっとりとしたバラードもすごく綺麗でさすが・・・・・・と思ってしまいました。

全体的に3つの中では一番共感しやすかったかなぁと思います。

大正時代、文壇を志す「華族のエリート」昌彦。

彼は栄華を極め、そして傲慢に尊大に、その輝きを放ち、周囲の人間を振り回すように生きていた。しかし、昌彦の家を襲った不幸によって家は没落し、家族を失い、友人の華族たちは皆、彼のもとを去って行った。栄華の中で人を顧みなかった昌彦は、何もかもを失った中で、それでも大切にしていた「詩」とそんな自分を見つめて続けていた「朋子」の存在に気がつくのだった。

ついに、宮野さんのパートです。

最初に、取り巻きに囲まれている昌彦の登場シーンから始まったんですが、本当に自信満々といった感じで、あと宮野さんの声がすごい響いてきて、ファンの贔屓目が多少なりともあるんですが登場シーンから少し感動してしまいました。

しかも、登場シーンが詩の朗読だったので余計なんかきました。

で、そこのシーンでなぜか音響のスタッフさんを宮野さんがいじりはじめ(笑)

そのスタッフさんが、いきなり「きいてください、宮野真守さんで”DREAM FIGHTER”」と言って、1フレーズだけ本当に流れて、びっくりしましたwwwww

逆に弄られてしまった宮野さんですが、ちょっとお芝居そっちのけでへたりこんでましたねw

そのあとも劇が開始されてましたが、噛んでしまうという凄い動揺が伝わってきました・。

宮野さんも「輝けーうるとらはーと」の部分だけ歌ってくれたというw

宮野さんファンもちらほらいて、ところどころ悲鳴が聞こえましたw

中盤で、ひとりになってしまった昌彦の演技は切なくて、絶望感っていうものが全身から伝わってきました。

そこでKREVAさんの歌を歌われていたんですが、凄かった歌がとにかく。

KREVAさんとご一緒に歌われてて、凄かったです。こう、お二人の歌がどっとくる感じが凄かった。

で、途中で、陽月華さん演じる朋子との歌の掛け合いがあったんですが、これがまた凄かった。。

そこにまたKREVAさんが入るともう凄すぎた、凄い化学反応みたいでした。

宮野さんが、今の自分の殻を破るというくだりで、「アグレッシブ」と連呼する場面があったんですが、本当に魂の叫びというか、すごい感情がこもってて、ちょっと大丈夫なのかって逆に心配になってしましまいました。

そこが一番ぐっときました。

最後もなんだかほっこりというか、二人をおぎないあう(というようなことをいっていたんだと理解していますが・・。)選択っていうのが良かったですね(´▽`)

捨て子で鬼っ子と忌み嫌われた吉良は、村の中で人間以下の扱いを受けて育つ。

それでも明日が今日より幸せならば耐えられると力強く前だけを見て生きる彼に不穏な闇が忍び寄る。この世のありとあらゆる欲に囲まれ王と呼ばれる羅鬼は誰よりも満たされずにいた。財産も豪華な食事も女も、彼の心を満たすことはない。そして新たに与えられた欲は「暴力」の2文字だった一方で村では略奪にあえぐ村人たちから、鬼の王を退治しろと吉良に厳しい命令が下る。

実はこの話が一番好きだったかなぁと、日本の昔の雰囲気が入っていて、いきなり前の二つとは世界観が一気にぶっとんだなぁと正直思ってしまいました。←

とりあえず、対照的な2人がキーマン的なことを冒頭で案内人さんがおっしゃってたので、まぁ大体ストーリーは読めてましたw

でも、殺陣とかあって本格的だなぁと思ったし、客席に役者さんが下りてきての演技だったりとこの場所だからこそできる舞台なんだなぁと思いました。(なんかごたごたになってるけど、気にしないであげてください)

最後に歌われた曲がすごく良くて、そこでなんだか一人感動してました(;ω;)

この作品は、他の作品よりシリアスなはずなのに笑いが結構あって、凄い楽しかったです。

結構あけてみたら、歌も盛りだくさんで、本当にこれまでの舞台とかとは違って全く新しい劇だなぁと思いました・・。

チケ代は本当に凄かったですよ、えええ・・・・。

でも、今回こういう新鮮な場で見れて良かったなぁと思いました。

こんな感じでレポはここまで!